返済期間は最長で何年までOK?
住宅ローン返済期間の上限
基本的には、住宅ローンの返済期間は
・80歳までに完済できる期間(80歳-現在の年齢)
・35年
のうちどちらか短いほうが最長返済期間となります。
35年より長い返済期間は可能?
フラット50とは?
最長50年まで返済期間を設定できる住宅ローンです。
ただし、長期優良住宅等の一定の基準を満たした住宅にしか利用できなかったり、年齢に制限があったりするので、利用にあたっては注意が必要です。
フラット50についてはこちらの記事に詳細が載っています!
-
-
「フラット35S」って何?フラット35のバリエーションいろいろ
フラット35のパワーアップバージョンがある!? フラット35とは別に「フラット35S」っていうのがあると聞いたんですけど、本当ですか? フラット35Sは、一定の条件を満たした長期優良住宅を取得する人だ ...
返済期間が長いとデメリットも!
住宅ローンでは、同じ借入額・同じ金利の場合で考えると、返済期間が長いほど毎月の返済額は少なくなり、家計への負担は減ります。
ですが、フラット50など固定金利で返済期間を長くすると、返済期間が短い場合より金利が高くなるため、利息の負担が大きくなります。
また、変動金利の場合でも、返済期間が長いほど金利上昇のリスクも高くなります。
さらに、団体信用生命保険の保険料やローン保証料も、返済期間が長いほど多くかかってしまいます。
返済期間が長いと支払額はどうなる?
それでは、実際に借入額2500万円の場合を3パターンの返済期間で試算してみましょう。
フラット35 | フラット35 | フラット50 | |
金利 | 1.8% | 2.1% | 2.8% |
返済期間 | 20年 | 30年 | 50年 |
毎月返済額 | 約12万4000円 | 約9万4000円 | 約7万7000円 |
総返済額 | 約2978万円 | 約3371万円 | 約4648万円 |
利息の割合 | 16.1% | 25.9% | 46.2% |
団信保険料の総額 | 約97万円 | 約151万円 | 約278万円 |
総支払額 | 約3075万円 | 約3522万円 | 約4926万円 |
同じ2500万円の借り入れでも、返済期間20年との場合と50年の場合では総返済額に1800万円以上も差が出てしまいました。
何年で返済すればいい?
住宅ローンは退職までに返済しよう
住宅ローンは、定年退職時までに完済できる返済期間にすることをおすすめします。
退職すると、収入は年金のみになってしまい、退職前に比べて減ってしまうことがほとんどです。
そんな中でこれまでと変わらず住宅ローンの返済を続けるのは負担が大きくなります。
また、だからといって定年までの期間いっぱいまで設定するのではなく、返済期間はできるだけ短くしておいたほうがいいです。
できるだけ短い返済期間にすることで、利息の支払いを減らすことができます。
こちらの記事もチェック!
-
-
返済期間は退職時期に合わせるべき?
住宅ローンは定年までに完済 返済期間を何年にしようか迷うなあ。 老後のことを考えると、定年までに返済を終えられるようにした方がいいですよ! なるほど。そもそもみんなどのくらいの年数で借りてるんだろう? ...
無理のない返済金額の設定方法はこちらの記事で説明しています。
-
-
絶対失敗しない!住宅購入の資金計画はこうやって立てる
マイホーム購入の資金計画って難しいなあ。 住宅ローンって、結局いくらくらい借りられるんですか? 「借りられる金額」を知るのも大切だけど、実際に借りる金額を決めるには「返済できる金額」を考えることが先決 ...
返済期間は1年単位で選べる
試算例などでよく聞くのは、35年返済、30年、25年……などですが、実はほとんどの金融機関で、返済期間は1年単位で選ぶことができます。
金融機関で試算をしてもらい、無理なく返済できてなおかつなるべく短い返済期間を選びましょう。
実際に1年刻みで返済額がどう変わるか見てみましょう。
返済期間を1年短くするだけで利息を減らせる?
金利2.0%、全期間固定金利型、元利均等返済の場合
返済期間 | 毎月返済額 | 総返済額 | 期間35年との利息差 |
35年 | 8万2815円 | 約3478万円 | |
34年 | 8万4500円 | 約3447万円 | 約31万円 |
33年 | 8万6290円 | 約3417万円 | 約61万円 |
32年 | 8万8197円 | 約3387万円 | 約91万円 |
31年 | 9万230円 | 約3356万円 | 約122万円 |
30年 | 9万2404円 | 約3326円 | 約152万円 |
返済期間を1年短くしても、毎月の返済額の違いは数千円程度。
ただし、長い目で見ると利息の支払い額は数十万円単位で変わります。
少しでも支払金額を減らすために、自分に一番マッチした返済期間を選びましょう。
まとめ
- 基本的には住宅ローンの最長返済期間は35年だけど、一部では50年まで設定できるものもある
- ただし、返済期間を長くするほど利息や諸費用の支払い総額が増える
- 返済期間を1年短くするだけでも支払額が変わる。無理のない範囲で、できるだけ短い期間で返済できるように設定しよう
住宅ローンを借りるなら「一括仮審査」が絶対オススメです。
住宅ローンをどの金融機関で借りたらいいのか?
色々調べて比較して、一番良い金融機関を選びたいですよね。
でも……
住宅ローンの審査には、仮審査と本審査の2段階があります。
もし仮審査に落ちてしまったら、その時点でその金融機関からは借りられません。
そうなったら、せっかく悩んだ時間が無駄になってしまいますよね。
こんなふうにならないために、一括仮審査がオススメなのです。
一括仮審査って?
「住宅本舗」を利用すれば、約80の金融機関の中から最適なところを選んで、最大6銀行に一括で仮審査を申し込めるんです!
一気に複数の金融機関で仮審査を行えば、仮審査が通った金融機関の中から一番良い金融機関を選んですぐに本審査に進むことができますね!
住宅本舗を使えば……
- 複数の金融機関に一括で仮審査を申し込めるから、スピーディーに進められる
- 金利や事務手数料など、それぞれの金融機関をじっくり比較して一番良いものを選ぶことができる
- WEBから入力するだけで簡単に仮審査に申し込める
一番良い金融機関を見つけるために、まずは気軽に申し込んでみましょう!